熱中症と日射病と熱射病 、
これらはいったい、どこが違うのでしょうか?
実は、熱中症の発展系が日射病や熱射病です。
つまり、
熱中症とは、運動や気温等から起こる体の障害の総称で、
熱射病や日射病と呼ばれているものは、
重症の熱中症と言う事です。
熱射病は、視床下部の体温を正常に保とうとする機能が低下し、
汗が止まり、体温が40度を超えて、
そのままでは死に至る極めて危険な状態を指します。
これらの中で、太陽の熱が一因となるものを日射病といいます。
最近は太陽光に関係なく、
部屋が高温のサウナのような状態となり、
家の中で倒れているお年寄りなどが問題視されていますが、
夏の高温下で倒れている人は、
昔からいたことでしょう。
最近、話題になるのはやはり、
ネットやメディアなどが進歩したからでしょう。
ただ、昔は自宅で誰かがいたりしたけど、
今は高齢化社会で、一人暮らしの老人が増えている為、
気づかれずに倒れている人は増えているんだと思います。
核家族化の追害と言えます。
日射病や熱射病の前段階である、
熱中症の応急処置には、
★休息
衣服をゆるめ(身体を冷やしやすいように)安静にする。
★冷却
氷などで腋わきの下、首のまわり、脚の付け根などを冷やします。
氷が無い時の為に冷やしたタオルなどが有ると便利です。
★水分補給
水分補給(スポーツドリンク)を行います。意識障害や吐き気がある場合は、
救急車を呼んで至急医療施設へ搬送した方が無難です。
最後に、男性と女性どちらが熱中症にかかりやすいかと言うと、
若干、男性のほうがかかりやすいようです。
その理由は、
体温調節に有ります。
重要な役割を示すのが、筋肉と体脂肪です。
女性より10%程度筋肉量の多い男性は、体温が上がりやすいからです。