少林寺拳法は、今から約７０年前に創始されました。
昔は、中国武術と思っていた人も多いかもですが
少林寺拳法は日本人が創始した日本の武道です。
ちなもに私も長くやってました（現在はやってません(>_<)）
今日は、そんな少林寺拳法の実用性とメリット
そして、子供の習い事としても考えて見ます。
少林寺拳法は、冒頭でも話したように
今から約７０年前ほど前、日本の香川県多度津町にて
宗道臣氏により設立されました。
その後、あっという間に普及し、今でも単独武道団体としては
圧倒的な競技人口を誇っています。
その理由については後程書きますが、
とにかく、武道や格闘技に詳しくない人でも
名前ぐらいは、聞いた事のある武道ではないかと思います。
少林寺拳法は弱いの！？その護身術としての有効性について
私は、中学２年の頃、少林寺拳法を始めました。
同期は、あまり褒められた事では有りませんが、
ケンカに強く成りたい為でした。
当時はバスケットボール部に入部していたのですが、
それを辞めて、少林寺拳法の導院（道場）に通い始めたのです。
少林寺拳法では「道場」とは呼ばず「導院」と呼びます。
その理由は後で書くとして、
づばり、少林寺拳法は強いのか？弱いのか？ですが、
個人差は有りますが、とても有効な強い武術です。
少林寺拳法には剛法と呼ばれる突き蹴り主体の技術と、
柔法と呼ばれる逆技や投げ技主体の技術が有り、
様々な、相手の攻撃から身を守る術を学べます。
ただ、空手や柔道のように競技場のみ（試合）
での戦いを想定していない為、
一部ではこれらの武道に劣ると思われがちですが、
少林寺拳法は一般的な、組手試合で勝つことを目的としたモノでは無く、
ストリートファイトを想定した護身術と言えます。
なので、ほんと凄い先生や門下生がいるのを私も知っています。
ただ、全ての人とは言えません。
残念ながら個人差は存在します。
しかし、真剣に目的をもって鍛錬すれば（精神面も含む）
必ず、それ相応のレベルに達する事は間違い有りません。
特に、「目打ち」と呼ばれる初歩的な技術などは簡単ですが、
これだけでも、十分な護身の為に役立ちますよ^^
少林寺拳法のメリット
少林寺拳法は、単なる武道では無く元々は
「宗門の行」として創始された武道です。
開祖、宗道臣氏は世の中に役立つ人間を一人でも多く送り出す為に
この武道を創始し、指導し始めたと言います。
少林寺拳法がその技術もさることながら、
教えの部分がとても役立つ武道です。
元々は、お釈迦様の原始仏教が主体ですが、
その教えは正に、現代に生きる我々にもとても重要なものだと思えます。
現に、少林寺拳法に入門する人の中には、
その教えに深い感銘を受けた方々も沢山、いらっしゃるようです。
少林寺拳法では、
この行を修める事により、
「護身練鍛」「精神修行」「健康増進」の３徳が得られると歌ってますが、
確かに、少林寺拳法の最大のメリットはここに有ると思います。
以前、話に聞いたところによると、本山の有る香川県では、
道徳の授業に、少林寺拳法の教えが採用されていたそうです。
私は、香川県の人間では無いので真相を確かめた訳では有りませんが、
お釈迦様の教えを、現代に生かしたその思想は、
とても素晴らしいものだと思っています。
少林寺拳法と子供の習い事について
私は、最終的には少林寺武道専門学校を卒業し
正拳士四段を授与されたので、年少部（小学生）の指導もかなりさせて頂きました。
子供の習い事としての少林寺拳法は、
正直言うと、本人次第かなと思います。
前にも書いたように、武術としても優れ特に、
教えの部分は、これから日本を背負って立つ若者には是非、
身に付けてもらいたいと思います。
ただ、私も指導してて思う事は、
親に無理やりやらされていると思うしかない子供たちの方が多いです。
やる気を感じない子も多々、多かったと思います。
その一つの原因が、「試合」が無いと言う事なのかも知れませんが（演武の大会は有ります）
少林寺拳法では、一人のチャンピョンを作る事が目的では無い為、
相手と強弱を競うモノは存在しません。
大人は理解できても、子供には難しい事なのかもですが、
少林寺拳法の思想と技術はとても素晴らしいモノです。
なので、これは個人的な意見ですが、
たとえば、何級に成ったらこれを叶えてやる、
みたいな感じで、子供さんのやる気を誘うのも良いと思います。
さすれば、子供さんもモチベーションが上がり日々の修業にも励めると感じます。
まあ～
やるやらないは、基本的には本人次第だと思うので、
あまり過激に成る必要は全く、有りませんが、
少林寺拳法の、思想と技法はとても優れたものであることは強調しておきます^^
