一軒家やマンションなどでは、ゴキブリやシロアリの対策として害虫駆除が必要になることがあります。我が家でも、10年が経過した頃に業者から害虫駆除の案内が届きましたが、実はまだ依頼していません(>_<)
それはさておき、今回は害虫駆除の業者と、その資格について詳しく解説します。
害虫駆除業者に依頼すると費用はいくらかかる?
業者によって費用は異なりますが、一般的に 数万円から数十万円 の範囲になります。たとえば、積水ハウスの関連業者では 15万円 という話を聞いたことがあります。
「えっ、高い…!」と思う方もいるかもしれませんが、実はこれは比較的リーズナブルな価格のようです。害虫駆除は専門知識や特殊な薬剤・機材が必要なため、ある程度の費用がかかるのは仕方がない部分でもあります。
業者の料金は何で決まる?
害虫駆除業者の料金は以下の要素によって変動します。
- 害虫の種類(シロアリ、ゴキブリ、ネズミなど)
- 駆除範囲(住宅全体か、一部の部屋だけか)
- 使用する薬剤や方法(燻蒸処理、バリア工法など)
- 作業の難易度(床下や屋根裏への作業が必要か)
- 再発防止策の有無(アフターケアのサービスなど)
例えば シロアリ駆除 では、床下に薬剤を散布する「バリア工法」や、木材を保護する「ベイト工法」などの方法があります。こうした技術や設備の違いが料金に影響します。
害虫駆除は自分でできるのか?
害虫駆除は業者に頼むのが一般的ですが、自分で行うことも可能です。ただし、しっかりとした知識がないと 効果が不十分になったり、逆に害虫を増やしてしまったりするリスク があります。
自分で害虫駆除をする方法
- 市販の薬剤を使う
- ゴキブリ:ホウ酸団子、スプレー、ベイト剤
- シロアリ:防蟻薬剤、ベイト剤
- ネズミ:粘着シート、毒エサ
- 燻蒸処理を行う
- バルサンなどの煙タイプの駆除剤を使う
- ただし、隠れた害虫には効果が薄い
- 家の環境を見直す
- 害虫の侵入経路(隙間)を塞ぐ
- こまめな掃除と除湿
しかし、シロアリ駆除など 床下作業 が必要な場合、自分で行うのは 難しく、手間がかかる ため、業者に依頼するのが無難です。
害虫駆除業者は冬は何をしているの?
害虫の活動は一般的に夏がピークですが、 冬でも害虫駆除の仕事はあります。
害虫駆除業者の冬の主な仕事
- ネズミ駆除(寒くなると建物に侵入するため)
- 飲食店・ホテル・オフィスの害虫管理(室内の暖かい場所に害虫が潜むため)
- 定期メンテナンス(シロアリ対策の点検など)
特に 飲食店の冷蔵庫の裏や電気機器の周りはゴキブリが集まりやすい ため、冬でも害虫駆除のニーズはあります。
害虫駆除業者に必要な資格
実は、 害虫駆除業を行うための公的な資格は存在しません。 ただし、 専門的な薬剤を扱うためにいくつかの資格が必要になる場合があります。
害虫駆除業者に関連する資格
- 毒物劇物取扱責任者(国家資格)
- 毒劇物を適切に管理・使用するために必要
- 都道府県ごとに試験がある
- 防除作業監督者(民間資格)
- シロアリやゴキブリなどの防除作業の責任者になれる
- 研修を受講し、修了証を取得することで資格が得られる
- ペストコントロール技術者(日本ペストコントロール協会認定)
- 害虫駆除の専門知識を証明する資格
- 実務経験が必要
- 危険物取扱者(乙種4類)(国家資格)
- 引火性のある薬品を扱う場合に必要
害虫駆除業者として独立開業するには?
害虫駆除の業者として独立する場合、
- 法人設立(または個人事業主登録)
- 許可申請(自治体ごとの基準を確認)
- 資格の取得(毒物劇物取扱責任者など)
- 業務用機材・薬剤の調達
などの準備が必要になります。特に 地元の商工会議所や保健所に相談するとスムーズ に開業できます。
まとめ:害虫駆除業は需要のある仕事!
害虫駆除業者は 専門知識と技術を活かして人々の快適な暮らしを守る 仕事です。シロアリやゴキブリ、ネズミなどの駆除を行い、場合によっては 独立開業も可能な職種 です。
また、害虫駆除は 個人でできる範囲もあるものの、専門的な知識と技術が求められる部分が多い ため、業者に依頼するのが一般的です。
害虫駆除の業界に興味がある方は、まず 関連資格を取得し、経験を積んでいく のが良いでしょう。
人々の健康と快適な環境を守る やりがいのある仕事 なので、ぜひ検討してみてください!
専門の薬品の知識や業務を覚えなければなりませんが、
人の役に立つ仕事としては、
大変に、有意義な仕事だと思います^^