オオクワガタに次いで人気の高いヒラタクワガタ。
実は、人気のヒラタクワガタはオオクワガタほど珍しい訳では無く、
意外な所で見つかります。
私も、家の網戸に引っ付いているクワガタを捕まえたら、
なんと!!
ヒラタクワガタのオスでした!
大きさは、コクワガタの大型程度だったので捕まえるまで解りませんでした(>_<) 意外と、身近なクワガタのようですね。 今日は、そんなヒラタクワガタの採集時期と、 その秘密に迫ります。
▲ヒラタクワガタの採集時期
ヒラタクワガタの採集時期は大型のものはでは6月に入った頃に
結構取られてしまう事が多いようです。
現在では、クワガタも減少し
数ははかなり少なくなっていますが、まだ取れている地域も有るようです
ようするに、取れないわけではないのですが、
少なくはなっていますね。
とにもかくにも、▲近畿や関西地方ヒラタクワガタは採集できる?
近畿から関西地方でやや大きめの川沿い等で、
ヒラタクワガタは採集できるのでしょうか。
大きめの川沿いの上~中流域に生えているヤナギなら
可能なようにも思えますが、どうなのでしょうか。
答えは、
上流はさすがに厳しいと思います。
でも、ヒラタクワガタはダムがあるような高地な所でも、灯火に飛来しますので、
有るかもですが多分、そんな簡単にはいかないと思います。
上流の河川等ではヒラタクワガタが生息しずらい何らかの要因が有るのだと思います。
実は、専門家??でもそのような高地の灯火などででヒラタクワガタが飛んでくるような、
河川の樹液採集で一度もヒラタクワガタを採集したことがないようです。
これは、
生物間相互作用、環境間相互作用があるのではないかと言われています。
というのも、
同一河川の平地の下流でも同じような条件で有るのに対し、
一方ではヒラタクワガタが沢山飛んでくるのに対し、
他のポイントでは繁栄していない場所が約1Km先にあったりして、
何処でも採れるわけではないようです。
中流では、アカアシ等が灯火で採れだす辺りの河川敷ならヒラタクワガタはまだ採集できます。
ただ、そのような標高の河川では逆にアカアシはいなくなりますね。
コツとしては、このような方法が有るそうです。
▲ヒラタクワガタは灯火採集でも採集でき?
ヒラタクワガタに限らず、カブトムシ等の昆虫は「灯火」に集まる習性が有ります。
ヒラタクワガタはどうなのでしょうか?
答えは、
可能かどうかでいえば可能だと言えます。
ただ、採集する効率は悪い種類のようです。
飼ってても飼育ケース内でそれほど飛ばないクワガタの種類は、
ほとんどが、野外でもそれほど飛ばない種類のようで、
仮に、飛翔性を持ち合わせていたとしても、
活発に飛行しようとする様子は見られないようです。
たとえば、ノコギリクワガタやミヤマクワガタのように移動の為に飛翔し
目的地の近くに移動という図式はヒラタクワガタの場合には
当てはまらないという事です。
もし、採集できたならヒラタクワガタの数が多く、
小型から大型個まで見られる様な地域が
効率が悪くてもコンスタントに採集できる候補地にりますよね?
飛翔し移動するためには、縄張り等をめぐる闘争で追い出された
ヒラタが行き場を失うという状況が起きなければならないと思えます。
歩いて移動する習性が強いヒラタクワガタにとっては灯火採集は効率が悪いという事ですね^^
ただ、メスの場合は交尾が終わり産卵活動に入る5月の終わりから6月にかけてなので、
産卵が終わり樹液を求めて移動を開始する7月中旬以降には、
盛んに移動を繰り返すため、
飛翔することが多くなり灯火に飛来するようです。
▲茨城県でヒラタクワガタを灯火採集?
最後に、茨城県でのヒラタクワガタを灯火採集についてです。
茨城県では、ほとんどがカブトムシ、コクワガタ、ノコギリクワガタの3種類しか採れないと思われています。
しかし、
諦める必要は有りません。
答えを言えば、茨城県であれば可能です。
問題はヒラタクワガタが生息している場所で灯火採集しているか
それとやはり「時期」です。
因みに関東だと、「南部」が一番良いようです。
初夏と晩夏にヒラタはよく取れます^^
東北にはヒラタクワガタはいないと言う方はいますが、
関東ならば生息ポイントを探せばいると思います。
自分の友人は茨城でヒラタクワガタの小さかったようですが
オスを見つけたと言っていました。
川、海の近く、森、林、雑林等・・・
色々探せばきっと見つかると思います^^