カブトムシは、子供から大人まで幅広い世代に人気のある昆虫です。特に夏になると飼育を始める人が増えますが、「どうすれば長生きさせられるのか」「卵を産ませるにはどうしたらいいのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、カブトムシの基本的な飼育方法から、長生きさせるための秘訣、繁殖のポイントまでを詳しく解説します。
カブトムシの基本的な飼育方法
1. 飼育ケースの選び方
カブトムシを飼育するには、適切なサイズのケースが必要です。おすすめのサイズは以下の通りです。
- 単独飼育:横幅30cm程度のケース
- ペア飼育:横幅45cm以上のケース
- 複数匹飼育:横幅60cm以上のケース
ケースは通気性の良いものを選び、必ずフタをして逃げ出さないようにしましょう。
昔は水槽におがくずやクヌギの枯れ土等を入れ、
適当な木を見つけてきて足場にしました。
エサはスイカやメロン等の果物が定番で、
砂糖水やキュウリやトマトなどもあげたことも有ります。
しかし、
現在では下のような飼育セットが有るので便利に成りましたね^^
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2. 飼育マットの準備
カブトムシの成虫には、クヌギやコナラの発酵マットが最適です。おがくずや土を代用すると、ダニの発生や衛生面で問題が生じやすいので注意が必要です。
- 発酵マットのポイント
- 5cm〜10cm程度の厚さで敷く
- 乾燥しすぎないよう霧吹きで湿度を調整する
- 糞が増えたら新しいマットに交換する(1〜2週間に1回)
3. エサの選び方
カブトムシのエサは「昆虫ゼリー」が最適です。スイカやメロンなどの果物を与えると水分が多すぎて下痢を引き起こすことがあります。
- 昆虫ゼリーのメリット
- 栄養バランスが良い
- 長持ちする
- 腐敗しにくい
1匹につき1日1個を目安に与えましょう。
4. 置き場所の工夫
カブトムシは夜行性なので、日中は暗くて涼しい場所にケースを置くのが理想です。
- 適切な温度:20℃〜25℃
- 直射日光を避ける
- エアコンの風が直接当たらない場所に置く
カブトムシを長生きさせるためのポイント
1. 適度な湿度管理
乾燥しすぎると弱ってしまうため、霧吹きを使って適度に湿度を保ちましょう。ただし、やりすぎるとカビが発生するため注意が必要です。
2. ケンカを防ぐ
オス同士を同じケースで飼育すると、縄張り争いをしてケガをすることがあります。複数匹飼う場合は、ケースを分けるか、十分な広さを確保しましょう。
3. ダニ対策
ダニが発生するとカブトムシの体力を消耗させてしまいます。以下の方法でダニ対策を行いましょう。
- マットを定期的に交換する
- カブトムシの体をブラシで優しく掃除する
- ダニ取りシートを活用する
カブトムシの寿命
カブトムシの成虫の寿命は平均2〜3ヶ月です。ただし、適切な環境で飼育すれば最長で10月頃まで生存することもあります。
- 長生きのためのポイント
- 温度を20℃〜25℃に保つ
- 高品質な昆虫ゼリーを与える
- 乾燥を防ぐ
最期が近づくと、エサを食べる量が減り、動きが鈍くなります。その際は、エサを近くに置き、ストレスを与えないようにしましょう。
カブトムシの繁殖方法
1. オスとメスのペアを用意する
産卵を狙う場合は、オス1匹とメス1匹を同じケースで飼育します。ただし、オスがしつこくメスを追い回す場合は、一時的に分けるのが良いでしょう。
2. 産卵に適した環境を作る
産卵にはクヌギやコナラの発酵マットが必要です。
- 産卵用マットのポイント
- 深さ10cm以上
- 適度な湿り気を持たせる(握って崩れない程度)
- 固めに詰める
3. 産卵のサインを見極める
メスがマットに潜るようになったら、産卵のサインです。その後、2〜3週間で幼虫が誕生します。
- 産卵後はメスを別のケースに移動
- 幼虫が確認できたら、餌となるマットを補充
4. 幼虫の育成方法
孵化した幼虫は、発酵マットを定期的に交換しながら育てることで、大きく成長します。
- 成長のためのポイント
- 幼虫1匹につき500ml以上のスペースを確保
- 栄養価の高い幼虫用マットを使用
- 2〜3ヶ月ごとにマットを交換
まとめ
カブトムシの飼育は、適切な環境を整えれば長生きさせることも可能です。また、産卵環境を工夫すれば繁殖も楽しめます。
長生きと繁殖のポイントまとめ
- 成虫飼育:適度な湿度管理と昆虫ゼリーの活用
- 長生きの秘訣:ダニ対策、適温管理
- 繁殖のコツ:産卵用マットの工夫、メスの行動観察
通常は、オスメスそれぞれ2匹ぐらいが良いと思います。
私は、ケンカが見たかったのでクワガタも一緒に買いましたが、
長生きさせたいのなら別々に買う方が良く、
出来れば、
産卵もしやすく、長生きしやすいです。
エサは現在では「昆虫ゼリー」が一般的です。
1日一匹につき一個を目安にすれば良いでしょう。
昔に比べれば栄養価はかなり高く、下痢なども成りにくいようです。
(果物をエサにしてると下痢しやすかった気がします)
あと、
忘れてならないのが霧吹きですが、やりすぎるのも良く有りません。
上の方が軽くしみる程度にし、
後は、市販の昆虫オーターを設置するのが良いです。
育ケースを変えたりすると、エサを食べななく成る場合も有りますが、
ケースに成れて来れば普通に食べるので心配いりません。
人間と同じで、居場所が変わり多少のストレスを感じているからです。
また、
成虫のみを飼育する場合には、小動物用の松のマットでもOkですが、
ここで、ダニ対策を少し書きますが、
ダニは、繁殖力がとても強いので
あっというまに、物凄い数に成ります。
その為、ダニの侵入を防ぐ工夫と
わいてしまったダニを徹底して駆除する必要があります。
その方法としては、ケース内のマットとエサ等を思いきって
残らず捨ててしまいます。
そして、ブラシなどでカブトムシの身体からも
ダニを取り除きます。
あとは、外部からのダニの侵入を意識することです。
少し面倒ですが、これをしないと長生きしないばかりか、
卵も産まない可能性が有ります。
私が子供の頃はこれで何度か失敗しました(>_<)
ただ、最近ではダニ対策グッズが数多く市販されております。
ダニ取りマットというものも有るようなので、
これらを利用するのが良いでしょう。
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北陸などでで飼育されている方々の中には、
寒い地域での飼育が可能なのか?
極端な話、氷点下飼育でも大丈夫なのかですが、
氷点下はダメとか言う意見も有りますが、
実際の所、
カブトムシは何度まで耐えれるのでしょうか?
答えは、
飼育マットが凍らなければ大丈夫だそうで、
ベランダストッカーなどの大型容器を使って、
マットをぎっしり詰め込めば、たとえ外気温が氷点下になっても
マットの奥はは凍ることはほとんどないそうです。
体内に住むバクテリアなどが関係しているそうで、
それらの要素が複雑に絡んだ個々のカブトムシ幼虫の
消化管内容物が氷点下何度で凍るかが
生死を分けているようです。
カブトムシが寒さの厳しい北海道などで生き延びているというのは
そのあたりに秘密があるのかもしれませんね。
昔聞いた話では、
北海道で12月まで生きていたカブトムシもいたようですし、
私も最長10月ぐらいまでは長生きしたカブトムシがいた記憶が有ります。
寒さに弱い、カブトムシと思われがちですが意外と、
長生きするものもいるようです
カブトムシの飼育を通じて、生命の神秘を身近に感じることができるでしょう。ぜひ、正しい飼育方法を実践して、長く元気に育ててください!