春から夏、公園や庭先、街路樹などで毛虫を考える場面が多々あります。 毛虫は見た目が苦手という方も多いですが、さらになんとか、毛虫に刺される(正しくは「針毒毛に触れる」)ことによる皮膚炎です。
「毛虫に刺されたらどうしたらいいの?」
昔は、小便をかければ直るなどと言っていた人もいましたが
勿論、事実では有りません。
このような疑問を持つ方のために、毛虫に刺されたときの適切な対処法と、庭や木々を守るための効果的な駆除方法を詳しく解説します
。
1. 毛虫に「刺される」とは?実際に触れていなくても危険!
「毛虫に刺された」とはよく言われますが、実際には蜂のように刺されるのではなく、毛虫の「毒針毛(どくしんもう)」に触れることが原因です。
毒針毛は肉眼では見えないほど細かい毛で、毛虫の体表や抜け殻、卵の周囲に付着しています。風に乗って飛散することもあり、毛虫に直接触れていなくても、近くに使えるで皮膚炎が起こることがあります。
毛虫皮膚炎を考えて主な毛虫
毛虫の中でも、特に皮膚炎をとりやすい種類が以下の3つです。
①チャドクガ(茶毒蛾)
- 主に**ツバキ科の植物(ツバキ・サザンカ・カメリアなど)**に発生
- 幼虫(毛虫)の体に50万本以上の毒針毛を持つ
- 毒針毛は風で飛びやすく、直接触れなくても皮膚炎を考える
② イラガ(刺蛾)
- サクラ・カキ・クヌギ・クリなどに発生
- 幼虫は「電気虫」とも呼ばれ、刺されると強い痛みが走る
- 刺すタイプの毒針を持つ
③ ドクガ(毒蛾)
- コナラやクヌギなどの雑木林に多い
- 幼虫の毒針毛に触れると、チャドクガと同じような皮膚炎を発症します
- 幼虫だけでなく成虫(蛾)にも毒針毛があるため注意が
2. 毛虫に刺されたときの症状と経過
毛虫の毒針毛に触れると、皮膚に強いかゆみや赤みを伴う炎症が発生します。
主な症状
- 赤い発疹(ぶつぶつ)がたくさんできる
- 強いかゆみが数日~1週間程度続く
- 場合によっては腫れや水ぶくれができる
- 掻き壊すと症状が大きくなり、細菌感染を起こすことも
チャドクガの毒針毛は衣類にも付着しやすい、洗濯しても繊維に残ることがあります、再のため
3. 毛虫に刺された時の正しい対処法(応急処置)
毛虫に刺された場合は、適切な処置をすることで症状を考慮することができます。
① 皮膚についた毒針毛を取り除く
- 素手で触らずに、粘着テープ(セロハンテープ・ガムテープ)を使う
- 患者部に貼って軽く押さえ、毒針毛を抜く
- 何度か繰り返し、毛が残らないようにする
※絶対にこすらない!毒針毛が広がる原因になります。
②石鹸と水でよく洗う
- 薬用石鹸(抗菌効果のあるもの)を使う
- ぬるま湯でしっかり洗い流す(熱すぎるお湯はNG)
③虫刺され用の薬を塗る
- 市販の「抗ヒスタミン薬入りのかゆみ止め」やステロイド外用薬」を使用する
④ 患部を冷やす
- 氷や保冷剤をタオルで包み、10~15分程度の冷やしさと炎症
⑤ 衣類を洗濯する
- 付着した毒針毛を落とすために、衣類をすぐに洗濯する
▼こんな場合はすぐに病院へ!
- かゆみが強すぎて
- 顔や
- 水ぶくれ
皮膚科で強力なステロイド外用薬や抗アレルギー薬を処方してもらいますと、早く
4. 効果的な毛虫の駆除方法
① 殺虫剤を使う
市販の毛虫専用殺虫剤(スミチオン、マラソン乳剤など)を散布すると効果的です。
た
- 突然や夕方に散布する(葉焼け防止)
- 風がない日に行う(飛散防止)
- 毛虫の発生源(葉の裏や枝)を重点的にスプレーする
② 自然派の駆除方法
- 高温のお湯(50℃以上)をかける→
- 剪定バサミで枝ごと切り取り、袋に入れて販売
③ 駆除の際の注意点
毛虫の毒針毛は死んだ後も残るため、以下の対策を忘れずに。
- 長袖・長ズボン・手袋・マスクを着用する
- 削除後はすぐにシャワーを浴びる
まとめ:毛虫対策は早めが肝心!
✅毛虫の毒針毛は飛散するため、直接触れなくても皮膚炎を起こす
✅ **刺されたら刺されたら、粘着テープで毛を取り除き、石鹸でよく洗う
✅ **かゆみ止めかゆみ止め(抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬)を使う
✅ **毛虫は毛虫は専用殺虫剤や剪定で駆除し、発生を予防する
毛虫に刺されないためには、早めの駆除が最も重要!