基本的人権の尊重とは、
一言で言えば、
「人間が人間らしく生きようとする権利」
で有ると言えます。
国家や企業などから奴隷のような扱いを受け、
人間扱いされない事を防ぐ法律です。
今の世の中はその中間に有ると言われています。
たとえば、サービス残業などは
この、基本的人権の尊重を犯していると言えるでしょう。
今の世の中はまだ、企業や国及び行政などが、
個人より強い立場に有るように感じます。
そして、なんだかんだと言いながらも、
金持ちが強くて、貧乏人が弱いというのが今の世の中です。
正直、そういった事を真剣に考え、
闘っていかないと社会は良くならないし、
今ある権利も簡単に奪われてしまう可能性も否定できません。
そんな事からも、
基本的人権の尊重というのは、
一般庶民にとっては最も重要な事だと言えます。
また、
似たような言葉で
「基本的人権の保障」
と言うのが有りますが、
意味が多少、違います。
学問の自由などは、憲法で人権として規定されていますが、
制度的保障という解釈がされています。
その一方で、制度的保障と解釈されていない人権もあります。
そうなると、基本的人権の保障という用語は、
基本的人権の制度的保障という法律上の概念が連想されるので、
基本的人権の尊重と、基本的人権の保障はイコールとは言えません。
民主主義で大切なことは3つ有ります。
それが、
「基本的人権の尊重」
「法治主義と司法独立」
「多数決」
です。
★基本的人権の尊重
一般的に民衆は「個人の権利」と「公共の利益」のバランスを大切にする傾向が有りますが、
基本的人権は最重要課題です。
★法治主義と司法独立
司法が独立して権力をコントロールすることが大切ですが、
民衆を支配する法治主義というのも存在しますから注意が必要です。
「法治主義」は、国家(公務員など)を法によって支配することを指します。
★多数決
これは一般的に広く知られている法ですが、
最終的には「多数決」で決めるにしても、
その前提として、
多様な意見を持つ者同士の理性的対話が何より大切です。
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