昔から、皆に親しまれている蛍。
綺麗な蛍光はは見る者を穏やかにし和ませます。
今日は、蛍の種類と見分け方、
そして、日本一の名所を探ります。
蛍は、本州以南の日本各地に分布する昆虫で、
主に、5月から6月にかけて孵化するゲンジボタルを指すことが多く
日本ではゲンジボタルが親しまれていますが、
実際には遥かに多様な種があります。
蛍の種類と,見分け方
蛍の見頃の時期は種類によって異なりますがおおむね、
5月下旬~6月中旬くらいです。
ちなみに、雨の降る前日くらいの、
やや湿気の多い夜が見ごろのように思います。
蛍は、日本人にとっては「儚いもの」とか「夏の夜の風情」などを感じてますけど、
それは、身近なヘイケボタルやゲンジボタルを見ているからだとも言われています。
ただ、ホタルに関する限り、日本でも西洋、
特にアメリカでも親しみやすい対象として捉えられているようです。
日本産の蛍は10種類程度、存在しています。
それぞれを簡単に説明します。
スジグロボタル
北海道や本州、四国・九州・奄美大島などに分布し、
山地から平地まで、小さな水溜まり、水田跡などでも見る事が出来ます。
一部、ゲンジボタルやヘイケボタルと共存しているようです。
ムネクリイロボタル
本州や四国、九州などに分布し山地や公園など、
様々な自然環境に適応し生活しています。
前胸が栗色をしていることからこの名前がついたそうです。
オバボタル
北海道・本州・四国・九州などに分布し、
関東周辺では、5月末から9月末まで見られ、
本土の陸生蛍の中では成虫の発生期が最も長いそうです。
カタモンミナミボタル
本州・四国・九州に分布し、少数ですが、
人家の周辺緑地あ公園、神社の森などで見る事が出来ます。
体長は5mm程で、日本のホタルの中では一番小さい種類です。
クロマドボタル
本州や四国に分布し、生息地は、1700mの山地から
海岸近くの平地まで広く確認されています。
以前は、この蛍の分布は近畿地方以東までと言われていたようですが、
2008年7月に四国の久万高原町でも発見され、
四国での生息も確認されました。
ゲンジボタル
分布は、本州・四国・九州ですが北海道や八丈島でも見る事が有ります。
ただ、これは持ち込まれたもので元から生息している訳では有りません。
日本で「ホタル」と言えばこのゲンジボタルのこと、
と言われるくらい有名な蛍ですが、日本にしか生息していません。
ヘイケボタル
分布は、北海道・本州・四国・九州・千島列島・ロシアのシベリア地方・
朝鮮半島・中国の東北部など多岐にわたります。
ゲンジボタルと並び、ヘイケボタルも有名な蛍ですが、
早くから日本列島に棲み着き生息域を拡大してきていたので、
水田で大量に使用された農薬の影響をまともに受け、
米所では壊滅状態に追い込まれているそうです。
ヒメボタル
本州・四国・九州・屋久島に分布する小さな蛍で、
体長6~7mm、海抜1700m位の高山から
街中まで多様な環境に生息しているようです。
ゲンジボタルと並んで人気が有る蛍で、
名古屋城外堀のヒメボタルは大都市の特異な環境の中で繁殖している
数少ないホタルとして注目されているようです。
オオマドボタル
本州・四国・九州に分布し、丘陵部の二次林内、竹林、林道端などにも生息しています。
東海地方を東進し静岡県伊豆半島にも普通に生息しています。
その他、数は少ないですが長野、東京、岐阜、神奈川でも目撃されているようです。
蛍の日本一の名所本一とは?
蛍は、昔はどこでも水がきれいでしたので、
見る事が出来ました。
しかし現在は、きれいな水が流れている川自体が少なく、
蛍を、リアルで見たことの無い子供はおろか
大人も存在します。
今は、それほど自然が壊されていると言う事なのだと思います。
しかし、今でも蛍の名所は数多く存在します。
以下、参考にして下さい。
・長野県辰野町
辰野町は新宿から中央線特急「あずさ」で岡野駅乗り換え、
名古屋から中央線特急「しなの」で塩尻駅乗換えでそれぞれ2時間半ぐらいの所です。
天竜川の上流の澄んだ水と、信州のきれいな空気が、
ホタルには理想的な環境だと思います。
・鳥取市のおうち谷公園
毎年6月20日前後がよく見れるようで、幻想的な光が感動物だそうです。
・伊豆、韮山反射炉
最後に管理人である私がお勧めなのがこちらです。
世界文化遺産にも指定されている韮山反射炉の小川では、
毎年、ほたる祭りが行われ、沢山の観光客が訪れます。
近辺の、大仁町は伊豆の有名な温泉町で、
海の幸なども大変おいしく、
ホタル観賞のバスまで出している所も有るので、
お勧めです^^
修善寺や熱海にも近く、旅行がてらにいかれて見るのも一行ですね。
伊豆の宿はこちらから予約出来ます。
じゃらん
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良いホタル観賞に成ると良いですね^^