間もなく立春を迎えますが、
立春とは、なにか特別な料理を食べる習慣はあるのでしょうか。
今日は、立春の食べ物と、
立春、立夏、立秋、立冬の意味について考えて見ます。
立春の食べ物
2月の節分は、豆まきが有名ですが恵方巻きなど、
食べ物に関する特別な習慣も有ります。
では、
立春はどうなのでしょうか?
実は、立春は昔から地域により
立春を新春として、おせちのような豪華な料理を食べたり、
新酒を飲んだりする風習は各地にあるようです。
特に酒蔵は、
立春に新酒を絞る風習があるようですが、
これは、昔の新年を尊ぶ精神があるからだそうです。
立春の食べ物で有名なものを5つ挙げます。
①立春大吉豆腐
白い豆腐は邪気を祓うといわている事から、
南禅寺では白みそ仕立ての「立春大吉豆腐京白みそ仕立て」があるようです。
豆腐は健康食品とも言われ、この時期に食べるにはとても良い食品ですね^^
②立春朝搾り
これは、食べ物では無く飲み物ですが、
新しい春を迎える為にいただくこの祝い酒である、立春朝搾りは、
立春の日の早朝に生れたばかりのこのお酒で、
新しい春を迎えると言う意味が有り、
大変、縁起の良いお酒です。
瓶詰めから出荷まで、お酒造りのプロが、
寝る間も惜しみ作り上げた最高な酒である事を思えば、
それだけでも、縁起の良いお酒です^^
③立春大吉餅
伊勢の和菓子屋さんの「赤福」も、
二月には立春大福餅として黒大豆と大豆のお餅が販売されています。
季節ならではの豆を使った大吉餅は、
正に、絶品です。
④立春生菓子
厄除けとして、有名な大福餅です。
この「立春大吉」という文字は、
左右対称になっていて表から見ても裏から見ても、
「立春大吉」と読めますよね。
これは、
お札の貼ってある家に入った鬼が、
裏から「立春大吉」という文字を目にし、
「あれれ?この家にはまだ入ってなかった!」と勘違いをして出ていく、
という、鬼の勘違いを利用した厄除けと言われているそうです。
最後に、ネットで見た立春に食べておきたい食べ物は以下の4つでした。
・日本酒
遊離リノール酸や、アルブチンという成分がメラニン生成を阻止してくれるので、それこそシミやくすみ予防になりそうです
・豆
必須アミノ酸が豊富で、食物繊維や、ビタミンE,B1、葉酸などバランスよく摂れる豆で、美容にとっても嬉しい事ばかりだそうです。
・サザエ
ビタミンB1、B2、タウリン等が含まれていて、疲労回復にいいとされるこの季節の嬉しい食材です。
梅干し
昔から、おにぎりや弁当に使われている梅干しは、シミやくすみ対策になるそうです。
立春、立夏、立秋、立冬
節分は2月3日と言われていますが、
実際は立春・立夏・立秋・立冬の前日も節分といわれるそうです。
実際は、「節分」は「季節の分かれ目」のことで、
春夏秋冬それぞれ、最後の約18日間を「土用」、
最後の1日を「節分」と言うそうです。
ネットで調べてみるとこの様な記載が有りました。
●春…立春〜春の節分(立夏前日)
立春………2/4頃
春の土用…4/17頃〜5/4頃
春の節分…5/4頃
●夏…立夏〜夏の節分(立秋前日)
立夏………5/5頃
夏の土用…7/19頃〜8/6頃
夏の節分…8/6頃
●秋…立秋〜秋の節分(立冬前日)
立秋………8/7頃
秋の土用…10/20頃〜11/6頃
秋の節分…11/6頃
●冬…立冬〜冬の節分(立春前日)
立冬………11/7頃
冬の土用…1/17頃〜2/3頃
冬の節分…2/3頃
4つの節分のうちでも立春前日の冬の節分が、
特に重要視されたためか、現在では節分と言えば、
立春前日の冬の節分を指すのが一般的となっているようです。
また、立春・立夏・立秋・立冬・と有る中で
春分の日や秋分の日は何をもとに決められているのか不思議ですね。
その答えは、
立春とは、神霊界の暦が始まった大切な神霊界の元旦であり、
宇宙創造の出発点だと考えているようで、
正月元旦を立春の日として、暦が出来上がったそうです。
そこから、
立春を基準にして春分、夏至、秋分、冬至など二十四の節気に分かれたそうです。
ちなみに、
太陽黄経で決まるようで気象とは関係が無いそうです。
そんな訳で、
特に立春は、私たち人類が生まれる以前にすでに、
あったと言われています。